岩ケ崎高校では様々なユニークな取り組みが行われている。
地域の先輩たちに、職業のはなしや挑戦していることなどを聞く対話のプログラムIWAGASAKI JIMOTO 大学」の開催や、ヒントやアドバイスなどを直接訪ねることができる「岩校ブースター」制度などが、その一例である。また、地域の課題解決を目指した「岩ケ崎地元クエスト」なる取り組みも最近スタートした。
生徒が大人から学びを得るだけでなく、その学びを地域にフィードバックする双方向の関係性が築かれていることが素晴らしいが、その秘訣はどこにあるのだろうか。
岩ケ崎高校は、地域とのパイプ役となる専任スタッフを配備することで、生徒たちが気軽に相談のできる環境を整え、チャレンジしやすい空気感を生み出した。学校自体のフットワークが軽くなった結果、生徒たちは自分で考え、発案し、行動を起こすようになったのだ。
私が筆を執っている今この瞬間にも、新たなアクションの萌芽が見られていることだろう。六日町商店街は勿論のこと、岩ケ崎は今、栗原で一番の活気に満ちているかもしれない。
💡協働のヒント
・キーワードは「挑戦」と「おもしろい」
・目指すべき方向をしっかりと定めること。
・やらない、やれない理由を探すのではなく、まずは行動に移してみること。
(取材・文:NPO法人Azuma-re 鈴木 雅弘)